晃大洋
どんな役でも、この人が出てくれば大丈夫、この先の物語が面白くならないわけがないと思わせる。
そしてその期待が裏切られることはない。
三代前から役者の家系。どこを切り取っても役者の血だけが流れている家に生まれた。
だから反対された。役者になんかならないで、もっといい家に嫁に行けと言われ続けて大きくなった。
それでも、子ども心に胸躍らせたたくさんの舞台。そのときめきの中に生きることを、諦めたことは一度もなかった。揺るぎない覚悟が、今日の舞台をつくっている。
1970年大阪生まれ。16歳で父・勝龍治が率いる嵐劇団に入団。1997年、夫・津川竜とともに剣戟はる駒座を旗揚げ。現在、劇団代表。