一度聞いたら忘れられない、よく通るハイトーンボイス。圧の強い女社長からとぼけたお爺さんまで、どんな役もドンと来い。夫・近江飛龍との丁々発止の掛け合いも交えて、舞台で笑いを取れる貴重な役者である。ライブ配信では「大明神」の異名を取る。若い頃は心のなかで反発ばかりした、父・浪花三之介の教えがいま身に染みてありがたいという。1974年11月20日大阪生まれ。浪花三之介劇団を経て、結婚を機に近江飛龍劇団へ。2024年「劇団創設ほぼ110周年記念公演」で上演の「二人のブルース」(作:近江飛龍)では、前年(2023年)に亡くなった父・浪花三之介を演じた。