長谷川桜のなかには少年が棲(す)んでいる。おっかさんから三枚目の浪人まで、どんな役を演じていても、着流しで昔の演歌を踊っていても、清々しい色気がある。ワクワクしながらどこまでも、舞台という草原を裸足で駆けて行く、心の鼓動が聞こえるようだ。役者は天職、という。1984年12月13日、大阪生まれ。10歳で役者の道に。長谷川劇団副座長を経て、現在はフリーランスの役者として活動中。大好きなお酒を飲むと饒舌だが、実は「とっても人見知り」。