二代目恋川純 「口上」

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この商売だけでなく、どんな仕事でもそうだと思うんですね。

役者がいくら汗かいて、おれたち頑張ってるんだ、稽古してるんだっていってやってたって、そこについてきてくださるお客さまがいないと、こういう結果にならないわけですよね。大入というのはそういう積み重ねの後についてくるんだと思います。大入が先に出るのではなく、頑張りのあとについてくるのが大入だと思います。今日は本当に最高のご褒美を横浜でいただきました。

やってよかった、毎日、言われていもいないアンコール(笑)。一回だけ、もう一回もう一回っていわれたときがありました。あのとき初めて、求められたような気がいたしました(笑)。

ほんっとにいろいろ冗談になってしまいすが、このひとことです、感謝しております!ありがとうございました! ほんとにもう、大入なんていただけると思ってなかったので、嬉しいです。

またコロナも落ち着いて帰ってきたときには、送り出しも当たり前に戻って、ありがとうまた来てねと、みなさんと握手をしたいと思います!

(2020年7月三吉演芸場公演)

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